(第13話)葬儀儀礼の由来

   人が亡くなって、通夜葬儀といろいろな儀式がありますが、実はお釈迦さま が亡くなられた時にしていたことと同じことをしているのです。
「死後処理」
  (一般の人)死に装束に着替える。
  (お釈迦さま)金色の装束に着替えられた。
「北枕」きたまくら)にする」
  (一般の人)北を向けない場合は西にする。
  (お釈迦さま)最期は北を向き、西に顔を向けて休まれた。
「末期(まつご)の水」
  (一般の人)水で唇を濡らす。
  (お釈迦さま)亡くなる前に清らかな水を飲まれた。
「通夜」
  (一般の人)葬儀の前日に関係者が集まる。
  (お釈迦さま)弟子や信者が集まり、教えなどを語り夜を明かした。
         華や香がささげられた。
「葬儀」
  (一般の人)僧侶により供養がなされる。
  (お釈迦さま)終焉の地にいたマッラ族が中心に供養を行う。
「火葬」
  (一般の人)火葬場で火葬。
  (お釈迦さま)一番弟子の迦葉が火葬の火を点火する。
「埋葬」
  (一般の人)骨瓶に納め、墓地などに埋葬。
  (お釈迦さま)瓶に納められ供養のためのストゥーパ(塔)に安置。
 お釈迦さまがなさったことと同じことを通夜、葬儀でしているのです。