平成22年11月 坐禅は体内浄化する

達磨に関しては、お話の途中ではあるが、面壁9年の行である坐禅についてここで、体によいことをあげてみましょう。
坐禅は、坐り方は、背筋を伸ばし、腰を入れる。足を半跏、できれば結跏に組む。そして重要なのは、息を深く吐きなみなみ吸うことです。
坐禅は、呼吸法を深く指導する。初心者には、いきを数える数息観とよばるれ練習を課します。
 ところで、体が酸性になるとか、酸素が体にいきわたらない、という話はよくされることである。深く息をはかないと肺に2酸化炭素の空気がたまることになります。それが、体じゅうに届まることになり、酸性になるということです。体は、酸素を必要とするが、体内でできた老廃物も排出しなければならないのです。
坐禅の呼吸はまさしく、この循環を正しく行うことができ。体も浄化され、それから精神の正常化も導かれるのであります。別の事柄では、思いっきり笑うということも、体から、2酸化炭素を吐き切ることになる。[笑う門には福来る」とも昔から言われるように、今の医学からも正しく説明できることでもあります。
下っぱらに力をはいるようにして、深い呼吸ができれば健康向上につながるのです。
達磨さんの人形も赤いのは、浄化された血液が体内にいきわたっていることも示しているのでしょう。